CNSとは、Central Nervous Systemの略称で、日本語では「中枢神経系」と訳されます。この神経系を構成するのは、頭蓋骨の中にある「脳」と脊髄管内にある「脊髄」。その名の通り、身体をコントロールするための「中枢」となる神経系で、多くの神経細胞が集合しています。この領域が侵される障害・疾病としては、アルツハイマー病や認知障害、脳卒中、パーキンソン病他、精神疾患などが挙げられますが、治療法はもちろん治療薬の分野でも未だ満たされない医療ニーズが数多く存在しており、医薬品業界においても、大きな課題のひとつとなっています。